サクラが着床しているカナリーヤシ!
カナリーヤシ(別名フェニックス)と言います。原産はアフリカのカナリー諸島(スペイン領の自治州)で、同じヤシ科の植物にはココヤシ(実がココナッツ)やワシントンヤシなどが有名です。ココヤシはアジアのポリネシア原産で、ワシントンヤシは北米のメキシコ原産と広く分布しています。
さて千里山団地のカナリーヤシですが、建替前の団地の入居開始が昭和32年(1957年)ですので、今年で齢60となります。その当時はもっと駅に近い霧が丘13棟付近に植えられていたものを、建替工事の一環で現在の場所に移植したものです。この木があると団地がちょっとトロピカルな感じになりますね。
この木には建設当初からの樹木という以外に、もう一つ特徴があります。自分の幹に他の樹木(サクラ)を着床させているのです。どのような経過で着床したのかは不明ですが、移植される以前からあったようです。今年もオオシマザクラ系と思われる白っぽい花を新緑と共に咲かせていました。
【カナリーヤシ】
ヤシ科 別名:フェニックス
学名:Phoenix canariensis
常緑高木
投稿者:グリーンマネージャー 矢田部宏