~春の訪れを告げる花・スイセン~
立春も過ぎ暦の上では春ですが、まだまだ外出にはコートに手袋が欠かせないこの時期、サンヴァリエ中百舌鳥では寒風の中小さく咲く花を見つけました。
【スイセン】
分類:ヒガンバナ科 学名:Narcissus tazzetta
別名:セッチュウカ(雪中花)
開花期:11月~4月
スイセンは、冬(早春)の季語として名のある詩人達にも沢山詠まれています。
松尾芭蕉「水仙や白き障子のとも映り」
与謝蕪村「水仙や寒き都のここかしこ」
現代でも至るところで見ることのできるスイセンですが、
与謝蕪村が生きた江戸時代の頃から人々にとって身近な存在だったことが分かります。
スイセンはまた別名「雪中花」とも呼ばれ、冷たい雪の中でも咲くことが名前の由来とされています。
本格的な春の訪れはまだまだ先に感じられる寒さの今日この頃ですが、
野に咲く草花は早くも次の季節の予感を感じ取っているようです。
投稿者: UR都市機構 相島健介