5.台湾の朝ごはん

台湾を訪れたことがある人であれば、わかると思うけれど、台湾の台北では朝から外食の人が多い。たいてい近所にある朝ごはん屋さんで朝をすます。
豆乳のスープに、クレープのような薄い生地を卵と一緒に巻き込み、甘いソースなどをお好みでかけた、定番の朝ごはんのひとつ。
それがすごく美味しくて、彼女の家の冷凍庫に似たようなものが入っているのを見つけて嬉しくなった。

「蛋餅皮」(ダンビンピー)は、朝ごはんで有名なダンビンを作るための皮。ダンピンとはクレープのようなもの。
ちなみに、「義美」(イーメイ)は台湾のローカル食品メーカー。
「作りましょうか? これ美味しいですよね」。
卵をはさむだけのもの、チーズをはさむもの、ハムをはさんだりと、いろんな食べ方がある。さっと作ってさっと出す。
決して気取らない感じなのもお母さん譲りなのかと思った。

ネギを混ぜた薄焼き卵を焼いて、その上に冷凍の皮を乗せ、ひっくり返してしばらく焼く。まるめて出来上がり。
→6.麺つゆは母の味へつづく