No.4:久保よしみさんのキッチン
大阪・谷町の長屋
1.久保よしみさんのお勝手調査
2.たくさん食べたら褒められる家
3.ハンガリーでもらったクルミ
4.滋賀の富田酒蔵で選んだのは(手土産紹介)
5.おばあちゃんになるくらいまで、ここにいよう
6.すべて木でできた理想的なキッチン
7.キッチングッズ
8.カリフラワーの蒸したもの(レシピ)
9.ちっさな公民館
10.夜のごはん会
1.久保よしみさんのお勝手調査
私の暮らす大阪・谷町6丁目には、暮らし上手な先輩がたくさんいる。
多くの先輩が、DIYしたり、あまり人が作らないものまで自炊したりと生活に対して何かしら工夫をし、苦労を厭わない。そして、私が知るかぎりその多くが食いしん坊でもある。
と言っても、食べ物に対してただ舌先で感じる美味しいを求めているのではなく、その食べ物に出合うきっかけすら楽しんでいる、そんな人たちだ。
そして、みなさん一様によい意味で癖があり、よき先輩でもある。
久保よしみさんもその中のひとり。
久保さんはチャルカという雑貨店を営んでいて、大阪でいち早く東欧の雑貨や古道具を取り扱ってきた。そんなチャルカは、今では“超”が付くほどの有名店。だから、久保さんのことをチャルカの店主と認識している人も多いと思う。
私にとっての久保さんといえば、“愛すべき食いしん坊の先輩”という方がしっくりくる。
というのも久保さんと会えば、いつも何か新しいものを食べさせてもらっている気がするし、ご飯を食べるのをいつも楽しい気持ちにさせてくれるから。
今回も新しい発見があるのでは…そんな期待を胸に秘め、お勝手調査に伺った。
→2.たくさん食べたら褒められる家へつづく