3.インド料理の油
石濱さんは、もともと家族で住んでいた3LDKに今は、一人で暮らしている。
一般的なマンションといった印象だが、表札には、Ishihama Sitar Shiksha Sadanの文字。
異国の雰囲気を漂わせている。
室内に入ると目に飛び込んでくるのは、ほかに類を見ない柄の壁紙。その壁紙に対して一般的なビルトインのシステムキッチンというのは、ミスマッチかと思いきや、意外にそれがすんなりとなじんでいる。
そんなシステムキッチンのレンジフードは、最近変えたばかり。掃除も楽にできるそうだ。
石濱:業者の人曰く、「換気扇の内側は普通の家なら4ヶ月に1度くらいで掃除すれば大丈夫」らしいんですけど、僕の家では、週1なんです。油を大量に使うんですよ。だから、わりとすぐにコッテコテになって(笑)。 おまけに、今、スペイン人がしばらく同居してるんですが、スペインもインドと同じくらい油を使うみたいで、ものすごい勢いでオリーブオイルがなくなって(笑)。
何をするにもだいたい大さじ6、7杯の油をまず使うというインド料理。
標準的に香辛料を炒めるのに使う油の量なのだそうだけれど、この量はかなり多い。
インドでよく使うマスタードオイル。香りが強い。
→4.お持たせの心得へつづく