醍醐石田 エントランスリノベーション
伏見地区に位置する醍醐石田団地。地域の歴史やイメージをしのばせたエントランス改修を実施。建物が元々持っている素材を大切に、趣の残る改修を目指しました。
~玄関らしさの演出~
以前はサインや目印もなく、通りからの視認性が弱かったエントランスファサード。外壁を白く再塗装した中に、庇を落ち着いたグレーで塗り分けることで、エントランスとしてのメリハリをつくりました。
更に、ルーバー天井とアルミ格子を配置することで、落ち着きのある構えを創出しています。
After
Before
~緩やかに中と外をつなぐ~
駐輪場には、京町家を意識した縦格子を設置。内部は既存の壁面タイルを活かし、趣きを残します。縦格子を片側に寄せることで、通りから団地内部へ抜ける視線を残しています。
After
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~空間を整える~
メールコーナーには、見通しの悪いコンクリート壁がありましたが、新たに半透明ポリカーボネートパネルで囲いを設置。光が透過する演出とすることで、空間がゆるやかに分節され、すっきりとした空間構成に。
After
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~既存のレトロな素材を活かす~
エントランスホール内にある印象的なデザインタイル。既存タイルを残し、上部に間接照明を施し、タイルにスポットを当てる演出をしました。新しさの中に古さを残すことで、思い出をしのばせます。
after
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Photo : Ai Hirano etc