京都市左京区一乗寺と修学院の間にある、京町家を改装した店舗兼住居「旅する布yattra」。旅先で魅了された布・雑貨を扱う。 https://yattra.squares.net
6月21日
朝、庭に出るとかぼちゃの雌花が咲いていた。同じ株の雄花を摘んで受粉させる。これは土に埋めた生ごみ発酵堆肥の中から芽を出してきたかぼちゃで、たぶん在来種だろう。ひと月以上前に種を蒔いた青シソもいつのまにか他の草と一緒にあちこちで成長している。ショウガも伸びてきた。
お昼は妻と二人、イースト無しのタルト・フランベにズッキーニ、たまねぎ、チーズ、バナナなどいろいろのせて焼いてみる。簡単で美味しい。
yattraのお客さまには博識でそれを暮らしに活かしているような人が多く、僕たちも少なからず影響を受けている。今日来てくださったご家族は、今秋にラオスへ移住し農作物をつくりながら染織にも関わっていくとのこと。彼らの開かれた未来と可能性に話を聞いているこちらもうれしくなった。
晩ごはんと同時進行でマルベリー酵母パンを焼く。マルベリーの発酵力は強く、3週間経ってなおもしっかり膨らんでくれる。
お風呂前に1曲、スーパーカーの「LastScene」で双子とダンス。踊りはしあわせな気分にしてくれる。お風呂から上がり、かこはそのまま布団の上で力尽き、そよは「こちこちかっちんおとけいさん…」と歌いながら眠っていった。
6月22日
午前京阪電車で大阪へ。枚方辺りでも瓦屋根にシートをかけている家がちらほら見える。
帰りに京阪モールでパンツを買う。いつ以来か思い出せないほど久しぶり。下着だけに試着もできないのでサイズ選びに迷う。表記されている胴囲寸法をみてSを購入したものの、自宅で合わせてみると全体的に小さい。Mでよかったようだ。
伊藤さんが娘さんの洋服のおさがりを持ってきてくれた。さすが、かわいい。D_MALLのキッズTシャツも。しっかりした作りで、うちの子の後も長く着られてほしい服たち。感謝。
yattra店内は朝から布ブラつくりのワークショップで活気づいて、さらに金曜カリーさんのカリーランチの香り漂う空間になっている。そんななか、ココがスズメをくわえて悠々と帰宅。なんとか諭して窓から逃がすも、すかさず参加者さんたちの間を縫って猛然と追いかけ、庭の山茶花の木に登り執念深く待つその姿は、数日前ちょうど同じようにそこに登っていたかこ、そよと重なり、やっぱり家族は似るのか、というより三つ子のようだ。そして皆が忘れた頃にスズメは骨となっており。
6月23日
雨予報のため撮影仕事が中止になり、朝ゆっくりしていると突然思い出す「昨日の電車の中にレンズ忘れた!」。すぐに連絡して事なきを得たが、妻には今日の一大事やなと嘲笑された。最近カメラの扱いが雑になっているとも。そんなつもりはなかったけど注意しなくては。これは何かのサインかも。
朝昼夕と家族で食卓を囲む。みんなで一緒に同じものを食べる。大切にしていること。今朝はタルト・フランベとレーズンパン、昼はごはんと味噌汁と漬物、夕はパスタ。「パスタは美味しいオリーブオイルと塩があれば十分やな」と妻。
夕飯の後、妻と子どもは精華町の実家へ。明日友人の結婚式に出席するため、じいじばあばに子どもをお願いする。駅まで妻子を見送り、その足で赤の宮神社の湧水を頂きに。料理、炊飯、珈琲、お茶、酵母などに使い、いつもお世話になっている。
2018年4月1日にスタートしたリレー日記です。1週間単位でさまざまな方に暮らしの日記を執筆いただいています。