玉の湯さんに行ってきた(京都銭湯芸術祭)
こんにちは。OURS.のインタビューページ<THE BORROWERS>の写真担当の平野愛です。
今日は先日取材させて頂いた「京都銭湯芸術祭ニ〇一五
」が開幕とあり、実家に帰りがてら行ってきました。日頃からレジャー感覚で銭湯に行ってしまうような親子ゆえ、今回もテンション高めで、ここ玉の湯さんに。写真は実父撮影です(ゴルフ帰りですでにお風呂済みだったため写真だけ担当)。
実はここ、実家の近くでこどもの頃から時折お世話になっていた銭湯でした。インタビューでは、銭湯を会場に借りるのがなかなか大変だったことを聞いていたのですが、こちらは若き店主と奥様がノリノリで参加している様子が伺えて、なんだか嬉しい気持ちでいっぱいに。

玄関には力強い看板が立っていて、入りやすさ倍増でした。
玉の湯さんは初代が昭和20年に経営を引き継がれ、いまは2代目・3代目さんが切り盛りされているとのこと。最初番台には気さくな3代目さんが座っておられ、途中から2代目さんがずっしりお座りに。どちらも笑顔。久しぶりだろうが、はじめてだろうが、そのウェルカム感が嬉しかった。芸術祭がなかったら、この場所との再会もなかったかも。
さて、入った瞬間に奥のほうから飛び込んできたのが、まさに作品でした。壁面2600枚のプラスチック板に描かれた川田知志さんの大迫力絵画。すごいインパクトなのに、不思議と馴染んでいる。ご近所のおばちゃんたち気づいてるんかしらってくらいに。そしてもうひとつ。ささやかだけどじわっと忘れられないフクナガコウジさんのグラフィック作品。どこにあるか探すのはこどもも楽しめるひとときに。

湯上りはドリンクコーナーで珈琲牛乳を選んでいると、近くにいたおばちゃんに、「うちは、これが好きやねん。」と声をかけられました。ハニップC 金柑とレモン。おばちゃんは旦那さんのために3本買って帰らはりました。そんな買うなら間違いないわと思い、お土産に買って帰り、いまチビチビと飲みながらこれを書いています。喉にいい感じの味わいが広がります。
アート作品に囲まれ、熱めのよいお湯に浸り、なんともよい気分。あー楽しい。ずっとやっててほしくなってしまう。次はどこの銭湯に行こうかな。
THE BORROWERSにて主催者チームのみなさんのインタビューを掲載中。
銭湯芸術への熱量を感じます。
#1 銭湯はひとつとして同じじゃない!
https://uchi-machi-danchi.ur-net.go.jp/ours/sento-1/
#2 団地で銭湯オープン!?
https://uchi-machi-danchi.ur-net.go.jp/ours/sento-2/

photo & text : Ai Hirano