長野県松本市にある「栞日」には、『#カリグラシ』の本にも掲載した、村上慧さんの取材をした際にお伺いしました。前にお店として使ってたビルは1組限定のホテルに改装、その5軒先に昨年新たにオープンした「栞日」は、いろんな機能を持ったお店として、松本のひとつの拠点になっています。
そんな「栞日」の菊地さんからもコメントをいただきましたよ。
ときどき拠点を移すことも、きっと必要だ
text by 菊地徹(「栞日」店主)
text by 菊地徹(「栞日」店主)
「借り暮らし」を選ぶ彼らは、
「仮暮らし」を好む人たちだと思う。
不動産を所有しない。土地に縛られない。
いつでも身軽に住処を移せる。
それは彼らの「財産」が、
特定の土地に依拠しない、
非常に個人的な「才能」だから。
その創造性を刺激して、
新しい何かを生み続けようと思ったら、
ときどき拠点を移すことも、きっと必要だ。
「仮暮らし」を好む人たちだと思う。
不動産を所有しない。土地に縛られない。
いつでも身軽に住処を移せる。
それは彼らの「財産」が、
特定の土地に依拠しない、
非常に個人的な「才能」だから。
その創造性を刺激して、
新しい何かを生み続けようと思ったら、
ときどき拠点を移すことも、きっと必要だ。
「仮暮らし」くらいが、ちょうどいい。

菊地徹
1986年静岡生まれ。つくば経由、松本在住。国内の独立系出版物を中心にセレクトした、新刊書店あるいは喫茶店「栞日」店主。「ALPS BOOK CAMP」代表。
https://alpsbookcamp.jp
https://sioribi.jp