Color×Sign 新たなチャレンジ!vol.5
南港ひかりのでは、外壁修繕に合わせ、色彩・サイン計画、エントランス改修などのトータルコーディネイトを実施しました。「ひかり」のイメージらしい温かみのある団地に生まれ変わりました。色彩計画・サイン計画のデザイナーは鳥飼野々2丁目や壬生坊城第二などを手掛けた原田祐馬さんです。
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~柔らかい街区の印象をもたらす色彩~
以前の外観は白を基調としていましたが、魅力的で街区に賑わいを与え、木々に寄り添うような暖かい印象の黄色をテーマカラーとして低層部に取り入れました。
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バルコニー側のファサードは、色の塗り分けを細かく行うことでリズムを与え、以前より軽やかな印象に。
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妻側はツインコリドール特有の形状を活かした塗り分けでボリューム感を軽減。基壇部は白で統一し、テーマカラーが主張し過ぎない様に配慮しています。縦ラインの紺色でコントラストをつけており、明るい印象を与えながらもスタイリッシュさを追求しました。
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After 最上階から見た隣棟の妻面
~誘導壁を用いてアプローチの視認性を高める~
エントランスの位置が分かりづらく駐輪の目立つアプローチでしたが、有孔ブロックの誘導壁を設けることで視認性を高めました。また、色彩計画に合わせ落下防止庇の上裏の色彩を塗り替えています。
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夜になるとアルミ笠木に仕込まれているライン照明がひかり、帰りを迎えます。
~既存の設計を活かした個性的な住棟の構え~
基壇部の住棟番号は近くで見ると迫力がありますが、住棟のボリュームに合わせたスケールで、エントランスとしての視認性を高めます。
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~エントランス内部は、明るく優しい空間に~
薄暗い空間であったエントランス内部でしたが、床タイルの清掃及び天井を市松模様に塗装を行うことで、明るい空間に。
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~メールコーナーの空間を再構築~
防犯上から人の気配が分かるよう、透過性のあるパネルやグレーチングを用いて空間区分を行っています。掲示板はメールコーナーの一角に集約・大型化し、まとまった空間が生まれました。
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Before
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~細やかな色分けが楽しい共用部~
階段室の壁面は細やかな色分けがされてとても楽しい雰囲気に。
アルコーブ壁面にもテーマカラーを施し、共用廊下にもリズムを作っています。
ボックス型住棟の吹き抜け部は、外壁腰壁に千鳥柄でリズムを与えることで圧迫感が少なくなりました。
~オリジナルタイプフェイス~
オリジナルのサインは、南港わかぎのひかりので統一。建物のシルエットと思わせるような形のスタイリッシュなロゴです。数字のタイプフェイスは、ローラーや筆で描かれることを想定し、文字を描く手の動きや流れを想定した書体に。
南港わかぎの サイン
Photo : Ai Hirano etc