大阪北摂で5年目を迎えた
森の中のような団地のBBQ場へ

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遡ること2014年。BBQ芸人・たけだバーベキューさんが駆けつけ、8kgの塊肉(かたまりにく)を焼いてくれるという華々しいイベントにて、UR団地初の集会所内のBBQ場がオープンしました。場所は箕面粟生第3団地。その様子は、OURS.のインタビュー(→#1バーベキューとは、おもてなしなり#2 たとえば巨大な塊肉がひとつあれば)でもたっぷりと紹介しています。
当団地の住人は申請すれば誰でも火を起こせて、かつ利用料も格安。家族同士やサークルの集まりに、これまで多種多様に活用されてきたようです。

ある春の日、5年目を迎えようとするBBQ場で行われた、URアンバサダー交流会の様子をお伝えします。
URアンバサダーは、団地の魅力を住人から発信していくプロジェクトとして、2018年に大阪エリアから発足しました。

玄関から、集会所を抜けて中庭に出ると、集会所のシンボル的存在としてレンガで作られたコンロと水場が現れます。突然の雨にも負けず、炎は揺らめき、大型のテントの下で待機している参加者の皆さんは、それをゆったり眺めるという時間が流れていました。

そして雨が止むと、コンロをさらに拡大。専門の業者さんの手を借りて、肉や野菜が次々と焼かれていきます。色とりどりの飲み物も進みます。

ゲストには、音楽グループ・昭和町さん(https://showa-cho.net)が出演。アコースティックな音の真ん中で、踊ったり走ったりするのは団地で暮らす子供たち。自然体な光景に全員の顔がほころびました。

昭和町さんのセットリスト

いつの間にか雨はすっかり止み、光が差し込むとそこはまるで森の中のようでした。ほどよく余白を残しつつ集まれるきっかけのある場所。BBQ場以外にも、様々な試みをこれからも追いかけていけたらと思います。

写真・文/平野愛

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