チーム4.5畳メンバーオススメの
「住棟壁画」選
#Journal D #週刊4.5畳 #男山団地 #中宮第3団地
こんにちは、チーム4.5畳たまぞうです。
団地の壁面を彩るイラスト。それが住棟壁画。
昭和50年代くらいまでの5階建ての団地の壁面に描かれたものが多く、同じような形の住棟を見分けるためとか。
旧日本住宅公団のように同じモチーフを使いまわしたり、はたまた地方独特の風物を盛り込んだものから、なぜこんなモチーフを?と首をかしげるものまで。我々のオススメする全国各地の住棟壁画をお楽しみください。
住棟壁画には子どもたちの好きなものがモチーフに選ばれることが多いですが、この壁画に描かれたレーシングカーは男の子に特に人気がありそう。給水塔目指して激しいデッドヒートを繰り広げているようにも見えます。


私が今まで見た中で一番お気に入りの壁画がこちらです。お母さんにぶら下がる子供達。その服には「ママ」と書いてあります。お母さんは強しですね。まま、お父さんがいないのがアレですが(笑)。


高蔵寺ニュータウンの藤山台団地には、住棟壁画が描かれている棟が約20棟あるのですが、その中でもみなさんに紹介したいのは「不思議の国のアリス」風の壁画。茶色のみで仕上げられた壁画は、落ち着いた雰囲気でちょっぴりシュール。同じようなテイストの壁画が5棟連続で並んでいる姿も迫力満点です。ちなみに私の実家の団地にも壁画が描かれたのですが、団地愛好家としてはかなり喜ばしい出来事でした。


那覇市の隣の浦添市にある、リアルなタッチの茶色い猛獣ばかりが描かれた団地です。ゾウ、トラ、バッファロー、ゴリラ、サイなどなど、どれも沖縄にはいない動物たちです。同じようなタッチの動物が描かれた団地が北谷町に、昔話の一場面(かぐや姫や一寸法師)が描かれた団地が石川市にあり、このような住棟壁画を量産している沖縄県営住宅は素晴らしいと思います。







「団地をARTに」を合言葉に日々、啓蒙活動を行っている団地愛好家集団。
- “URソムリエ”として、関西バンドマン150人以上をUR団地暮らし(主に市街地住宅)にアテンド。「団地は日本の原風景だ!」を合言葉に団地カルチャーの素晴らしさを世の中に発信中。
- 2008年、日本給水党を結党。以来党首として日本全国の団地を取材し、「団地の給水塔」の魅力発信と地位向上を目指し活動している。
- ツインコリダー型住棟をメインに愛でる団地愛好家。団地をモチーフとした楽曲で郷愁とイマジネーションを刺激するポップユニット「D+」のギターボーカルとしても活動中。
- 団地にとりつかれた建築家。設計事務所吉永建築デザインスタジオで団地リノベーションの設計を手がけるとともに、「団地不動産」にて団地の不動産仲介も行う。
- 岡山県の団地を内外に紹介している団地拝見家。団地お守り「団地守」の生みの親。
- 古めの団地と、団地内の植栽を愛好する大阪出身の平凡な会社員(非建築系)。団地を求めて各地を旅し、最近は台湾の団地にハマっている。
- 愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウン出身。現在4軒目のURで団地生活を楽しむ、自称・団地サラブレッド。「名古屋の団地女子」として、団地の公園にある動物遊具に夢中。