『見っけ!このはな2016』ミニフォトレポート
アーティストや建築家、音楽家や工芸作家たちの20軒にもなるオープンスペースイベントが、大阪・此花区で9/10-11の2日間開催されました。梅香(ばいか)・四貫島(しかんじま)エリアの空き家、空き地、空き倉庫が、数年前から集まりはじめた彼らの手によって活用されているんです。実際みんなここで住んだり働いたりしている人たちだからリアルで楽しい。その空気を梅香エリアからほんの一部ですが写真でお届けします。
まずは『モトタバコヤ』で受付。このイベントはOURS.のインタビューにも登場頂いた大川輝さん(POS建築観察設計研究所)たちが主宰。ここではキッチン『バアルカリー』がオープン。バイキング形式のカレーや珈琲で腹ごしらえ。 さっそく地図を片手にまちへ。すぐ横でいきなりコレに出会いました。POS建築観察設計研究所・見通真次さん開発のスケートボード。廃材をボード部分に活用するというアイデア。敷居、有孔ボード、うどん屋の看板、集成材、コンクリートブロックまで!工事現場ヘルメットをかぶらせてもらいながら、ほぼここを拠点に過ごしてました。ちなみに、有孔ボードが一番快適。ここ『Martoli Bld.』は一階が見通さんの作業場。2-3Fは丸山さんの住居でした。
おやつは手作りパンとお菓子のお店『Maglione』へ。此花在住の詩人で写真家の辺口芳典さんによる団地写真連載<7DAYS SCENE>に登場中の[まちの人]モデル、Ui chanとeritwinに会えました!チーズ満載のエピやチョコのマフィンをアイスカフェオレと一緒に。店の前での「マリオーネのみの市」では、ナイキのスニーカーを800円でゲット(!)。
空き倉庫を利用した『クラブッケン』。本とレコード、その他もろもろ古くて渋めのナイスコレクション販売。さまざまな種類のタイプライター展示、はんこで作るポストカード印刷コーナーも。
民家のガレージ部分を靴工房にした『Soleil〜ソレイユ〜』。配管工職人をメインの仕事にしながら、時々靴職人として活動。ミシンにグラインダーも完備している。「いつか窓とドアを取り付けたい。」とのこと!?(閉める時はシャッターしかないけど、けっこう快適。)
そして最後にこちら。空き地を2日限りの「お花畑とお花屋さん」にした『モトアキチ』。fan景観設計・フラワーデザイナー飯村歌織・NO ARCHITECTSの共同企画。訪れた人に選んでもらった花を花束にし、持ってまちを歩いてもらうところまでが作品。1本150円〜。もとから生えている植物も少しならどうぞ。ひともまちも、ちょうどいい具合に”リミックス”されていました。
まだまだこの3倍くらいのオープンスペース、音楽イベント、ワークショップなどが展開されていたのに、休日ならではのタイムアップとなってここでサヨウナラ。もっともっと遊んでいたかったイベントでした。続きは無印良品の”空き地”Open MUJIで展示中の『REMIX TOWN』で追体験したいと思います。
写真と文:平野愛
見っけ!このはな2016
2016年9月10日(土)-9月11日(日)
https://mikkekonohana.com/2016/index.php
REMIX TOWN
2016年9月2日 – 9月26日 10:00–21:00 会期中無休
無印良品グランフロント大阪 Open MUJI
企画:NO ARCHITECTS
*OURS.も<7DAYS SCENE>で参加中
https://uchi-machi-danchi.ur-net.go.jp/ours/20160906/